避難生活者 １２万４０００人

内閣府は東日本大震災により避難を余儀なくされている人の数を初めて集計し、避難所に加えて、仮設住宅や民間の賃貸住宅などに避難をしている人を合わせると、その数は今月２日現在で全国で１２万４０００人に上っていることが明らかになりました。

それによりますと、今月２日現在で、東日本大震災により避難している人は、全国４７都道府県の１０００以上の市町村に合わせて１２万４０００人余りいて、このうち、▽公民館や学校などの避難所で生活している人は４万１１４３人、▽旅館やホテルで生活している人は２万８０１４人、▽親せきや知人の家などで生活している人が３万２４８３人、▽仮設住宅や公営住宅、民間の賃貸住宅など、世帯ごとに住宅で生活できている人は２万２９５４人になっているということです。一方、岩手、宮城、福島の被災３県の外に避難している人は４万９３７９人で、このうち８０％近い３万８８９６人は福島県からの避難者で、原発事故を受けて、多くの人が福島県外に避難を余儀なくされている実態が浮き彫りになっています。東日本大震災により、避難所などで生活している人は、警察庁によりますと、今月１３日現在で、２１の都と県で合わせて８万３９５１人となっていますが、内閣府が、今回、各都道府県や市町村を通して避難の形態も含めて詳しく調べたところ、避難者全体では、それを大幅に上回ることが明らかになりました。内閣府は今後も２週間ごとに調査を行い、発表することにしています。

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