阪神・久保田、能見方式で復活や

　能見さんに学べ－。ブランドコピー 阪神・久保田智之投手（３０）が７日、来春のキャンプ前の沖縄自主トレのメンバーに、専属捕手として岡崎太一捕手（２８）を指名した。完全復活を目指して、１月中にも本格的な投球練習をスタート。今季１２勝を挙げた能見篤史投手（３２）を参考に、再起を目指す。 　鉄腕が再び、輝きを取り戻すために初めての試みだ。久保田が１月の沖縄自主トレを岡崎とともに行う。早めに肩を仕上げ、満を持して和田新体制のキャンプインに備える。 ルイヴィトン 財布 　「強く投げられるし、助かりますから。状態次第ですけど、体は休めずに動かすつもりです」 　今季は２３試合１勝２敗、防御率５・４０と不本意な数字に終わった。ＦＡで加入した小林宏とともに、守護神・藤川までつなぐセットアッパーとしての役割を期待されたが、機能しなかった。 　代わって、ルーキーの榎田が「八回の男」として信頼を勝ち取った。来季も同じ失敗は繰り返せば、ますます居場所はなくなってしまう。勝利に貢献するために、例年とは違う取り組みに挑戦することを決めた。 ブランド バッグコピー 　成功例がある。エース左腕の地位を築いた能見だ。関本らと沖縄で合同自主トレを行い、そこには今季１軍に定着した小宮山がいた。ブルペンで捕手を立たせたまま力強い球を投げ込む練習が可能で、普通のキャッチボールより、密度の濃い内容をこなすことができた。さらに、打撃投手として、肩を作っていくスタイルで調整を進めた。 　「肩も完全に休めることはしない」と復活にかける久保田。統一球になり、終盤での凌ぎあいは、現代野球の最重要ポイントとなった。ブルペン陣にも、連投に強い右腕がいれば、心強いことは確実だ。ホールドを積み重ね、球児につなげば必ず勝ちを拾える。 　能見のアイデアを取り入れ、必ず完全復活してみせる。