男ならめざせ、一国一城の主！ 個性派ショップオーナーに聞いた「お店のはじめ方」

 自分のお店を持つ――これは多くの人にとって憧れだろうが、果たしてどれくらいの期間が必要なのか？　自分の夢を叶え、ファッション関連ショップを立ち上げた3人の男から、自分の店を持つまでの道のりを聞いてみた。

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【セレクトショップ「PASSIM」（大阪市中央区）を立ち上げた渕上寛さんの場合】
2005年4月：京都の古着屋「ドラマ」に勤務。大好きで通っていた同店がスタッフを募集しており、勤務開始。就職活動をまったくやっておらず「助かりました」（渕上さん）。
2009年10月：物件探しと同時にブランド立ち上げへの準備を開始。ちなみに開業資金は学生時代からコツコツ貯めていた貯金による。この頃から経済系の本を読むように。
2010年5月中旬：「ドラマ」退職。「ひとりひとりのお客さんとの接客を何より大事にする」姿勢を同店で身に付けたという。
2010年6月：物件契約・店名決定。
2010年6月後半：内装工事着手。知り合いのショップや、家具職人の知人の協力もあって、7月中には無事、内装工事終了。
2010年8月8日：オープン

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【北欧のモダンクラフトを販売する「Elephant*」（渋谷区神宮前）を立ち上げた吉田安成さんの場合】
2005年：グラフィックデザイン会社を退職。その時の気持ちは「退路を断つ覚悟でした」という。
2006年：ウェブショップをオープン。この頃は、フリーや派遣のデザインの仕事で日々奮闘。
2007年：物件を紹介される。前にお店をやっていた人の紹介で、居抜きで譲り受けることに。
2008年4月1日：店舗オープン。エキシビションも意欲的に開催。

【カリフォルニア関連グッズが多数の「CALIFORNIA STORE」（目黒区上目黒）を立ち上げた秋山孝広さんの場合】
21歳からアパレル勤務：いくつかの店を渡り歩き、経験を積む。
2005年：自身のブランドを立ち上げる。
2008年2月：開業を決意。
2008年6月：カリフォルニアにて買い付け。雑貨はマニアックなものを意識してセレクトした。
2008年7月：5か月におよんだ物件探しも無事終了。内装は知り合いの職人「SPIKEY」のメンバーに依頼。
2008年9月9日：オープン。今後の展望は、「ウェブショップの顧客さんが大阪に多いから2号店を大阪に出せたらいいですね。マニアックなことも受け入れてくれそう」とのこと。

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いずれのオーナーも下積み時代を経て、さらには諦めぬ気持ちを持って夢をかなえたといえよう。

【『MEN’S NON-NO』2010年10月号（9月10日発売）『オレたち、自分のお店 はじめました!』より】