日テレ羽鳥アナ 独立をにらんで三つ巴の争奪戦

「フリーになりたいけど、不景気で時期を考えている」

共演する番組で、たびたび司会の島田紳助にこうイジられている日本テレビの羽鳥慎一アナ（39）。しかし、これは単なる「ジョーク」ではないという。

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「羽鳥の独立話は以前から出ていますが、水面下では実現に向けて進んでいる。羽鳥は早朝番組“ズームイン!!SUPER”でも中高年の受けが良く、幅広いジャンルでの活躍が期待できる。複数の事務所が参加する争奪戦に発展しそうな勢いで、そのひとつが紳助も所属する吉本興業なのです」

と芸能関係者は語る。

「羽鳥は紳助だけでなく、“ナインティナイン”とも番組で長く共演していて、吉本とは親交が深い。吉本にも文化人枠があり、マネージメントも対応できるし、芸人との共演が簡単に実現できるというメリットも大きい」（同前）

さらに、羽鳥の先輩で、先に独立した福澤朗が所属する“イースト・プロダクション”という線も浮上。

「福澤は日テレ時代から羽鳥とは親しく、いろいろ面倒も見てやっていた。イーストは番組制作もしているだけに、新しいキャスター候補が欲しい。羽鳥と福澤との付き合いの深さを考えれば、可能性はある」（テレビ関係者）

羽鳥の独立話が本格化している背景には、テレビ業界の不況も影響している。

「民放各局は軒並み不景気で日テレも例外ではない。この先、局に留まるよりも、収入アップも望めるフリーの道を考えている局アナも少なくない。特に羽鳥クラスの中堅では目立つ存在が少ないだけに、潜在的な需要は多い。そこでTBSの安住紳一郎と並んで、フリー候補として注目を集めているのです」（放送記者）

近年、男性アナでフリーになった成功例といえば、朝日放送から独立した宮根誠司。その宮根も羽鳥に独立を勧めている一人という。

「宮根が読売テレビでレギュラー番組をやっている関係で交流が深く、羽鳥を“バード”と愛称で呼ぶほど可愛がっています。最近では独立どころか、自分の個人事務所へ誘っているという話もある。事業拡大のため、宮根本人以外に稼げる人が必要と、羽鳥に白羽の矢を立てているそうです」（芸能デスク）

“バード”の巣立ちはいつか。