学力テスト 全学校対象も検討

高木文部科学大臣は、学校数を絞り込んで実施している「全国学力テスト」について、全国的な学力水準をきめ細かく調査する必要があるとして、数年に１度程度、すべての小中学校を対象に実施することも検討する考えを示しました。

全国の小学６年生と中学３年生を対象にした「全国学力テスト」は、国際的な学力調査で日本の子どもの学力低下が明らかになったのを受けて、平成１９年度からすべての公立の小中学校を対象に実施されましたが、おととしの政権交代のあと、費用対効果の観点から見直され、昨年度からは学校数を絞り込んで実施されています。これについて高木文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「文部科学省の専門家会議が『数年に１度は、きめ細かな調査を実施すべきだ』との意見をまとめている。全国的な学力水準を調べるために、今後検討する必要がある」と述べました。そのうえで、高木大臣は「すべての学校を対象に実施することを含めて、きめ細かい調査とはどういうものがよいのか、早く考え方をまとめたい。少なくとも年内には方向性を出したい」と述べ、数年に１度程度、すべての小中学校を対象にテストを実施することも検討する考えを示しました。また、高木大臣は、学力テストを実施する教科について、来年度は、これまでの国語と算数・数学の２教科に加えて、理科を追加することも正式に発表しました。

　

N51870-ダミエ-人気のポシェット-ガンジュ-ブランドコピールイヴィトンコピー