前ミネソタ州知事 選挙戦撤退

来年秋の大統領選挙に、共和党から立候補していたポーレンティ前ミネソタ州知事は、十分な支持の拡がりが見られず、これ以上、選挙戦を続けることは困難だとして、大統領選挙から撤退する意向を表明しました。

中西部のアイオワ州で、１３日開かれた共和党の模擬投票は、今後の候補者選びの行方を占うとして注目を集めましたが、投票の結果、保守派の市民運動・ティーパーティーの支援を受けるバックマン下院議員が１位となり、ポーレンティ前ミネソタ州知事は、バックマン氏の半分程度の得票で３位に終わりました。これを受けて、ポーレンティ氏は１４日、ＡＢＣテレビの番組に出演し「選挙戦を続けるには、さらなる盛り上がりが必要だったが、それは起きなかった」と述べ、大統領選挙から撤退する意向を表明しました。選挙からの脱落者が出るのは、初めてです。ポーレンティ氏は、全米で最初に党員集会が開かれるアイオワ州に、選挙運動を集中させていたことから、今後選挙戦を続けるのは困難だと判断したものです。共和党の候補者選びでは、バックマン氏に加え、ロムニー・前マサチューセッツ州知事が高い支持を集めていますが、ペリー・テキサス州知事も宗教保守の支援を受けて存在感を示しており、今後、候補者同士の生き残りをかけた論戦が熱を帯びることになりそうです。

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