全仏 錦織選手は２回戦で敗退

テニスの４大大会の１つ、全仏オープンの男子シングルス２回戦で、錦織圭選手は、ウクライナの選手に敗れ、３回戦進出はなりませんでした。

この大会、２年連続で１回戦を突破した錦織選手は、２５日に行われた男子シングルスの２回戦で、世界ランキング３６位と格上のウクライナのセルゲイ・スタコフスキー選手と対戦しました。錦織選手は、第１セットを１－６で失いましたが、第２セットは、６－３で奪い返しました。しかし、錦織選手は、第３セットを３－６、第４セットもタイブレークの末、６－７と連続して落とし、セットカウント３対１で敗れ、３回戦進出はなりませんでした。

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キム総書記 北京に到着

中国を訪問している北朝鮮のキム・ジョンイル総書記は、２５日午前、特別列車で北京に到着して、釣魚台迎賓館に入り、このあと胡錦涛国家主席ら中国の最高指導部と会談するものとみられます。

今月２０日から中国を訪問している北朝鮮のキム・ジョンイル総書記は２４日午後、特別列車で江蘇省の南京を出発しました。そして日本時間の２５日午前１０時ごろ、特別列車は北京駅に到着し、その後、キム総書記らを乗せたとみられる車列が駅を出て釣魚台迎賓館に入ったのが確認されました。キム総書記は、２５日午後にも胡錦涛国家主席をはじめとする中国の最高指導部と会談するものとみられ、中朝両国の間で経済協力を深めることや、北朝鮮の核問題を巡る６か国協議の再開などを巡って意見が交わされる見通しです。今回の訪問で、キム総書記は江蘇省の揚州で２泊したものの、それ以外は特別列車の中で休息や睡眠などを取りながら、およそ４０００キロに及ぶ移動を続けており、精力的に日程をこなすことで、みずからの健康不安を払拭（ふっしょく）するねらいもありそうです。

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“イランがウラン濃縮継続”

ＩＡＥＡ＝国際原子力機関は、イランが国連の決議を無視して、核兵器の製造につながりかねないウランの濃縮活動を続けているという報告書をまとめ、来月６日から始まる理事会で対応を協議することになりました。

ＩＡＥＡが２４日、理事国に示した報告書によりますと、イランは国連安全保障理事会の決議を無視してウランの濃縮活動を続け、これまでに製造した濃縮ウランは、ことし２月の時点と比べ１３．１キロ増えた５６．７キロに達しました。こうした状況を受けて、ＩＡＥＡは今月６日、イランへ書簡を送り、核兵器を開発している疑念が高まっているとして、査察への協力を改めて求めましたが、イラン側から回答は今のところないということです。ＩＡＥＡは今回の報告書を受けて、来月６日から始まる理事会で対応を協議することにしていますが、欧米各国からは、制裁の強化を含めイランに対する批判がさらに高まるとみられています。

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家族承諾脳死判定巡り報告書

去年８月に、家族の承諾で初めて行われた脳死からの臓器提供で、脳死と判定された男性は、病院に運ばれたときには意識があったことなど、当時の詳しいいきさつが厚生労働省の報告書で明らかになりました。

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この報告書は、脳死からの臓器提供について検証する厚生労働省の専門家グループがまとめ、２３日に公表したものです。報告書では去年８月に、家族の承諾によって初めて行われた脳死からの臓器提供で、脳死と判定された２０代の男性の治療のいきさつなどが明らかにされました。交通事故で大けがをした男性は、病院に運ばれたときには意識があり、会話も可能でしたが、骨折した足を手術したあとに意識を失い、そのまま５日後には脳死の疑いがある状態になったということです。報告書では、男性について、頭のＣＴ画像や血液検査の結果から脳の血管に入った脂肪が固まり、脳死に至ったと結論づけています。また、脳死判定を承諾する際の主治医と家族とのやり取りはこれまで公表されていませんでしたが、初めに臓器移植の話を切り出したのは家族からだったことを明らかにしています。脳死からの臓器提供では、すべてのケースについて、脳死判定の手順や本人や家族の意思確認などに問題がなかったか、専門家が検証することになっています。厚生労働省では「検証結果に問題はなく、手順や家族の意思確認は適切に行われたと受け止めている」としています。

原発事故の放射線影響 調査へ

放射線の影響の分析に当たっている国連原子放射線影響科学委員会は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で発生した放射性物質について、日本政府からデータの提供を受けながら影響調査を行うことを決めました。 これは、ＵＮＳＣＥＡＲ＝国連原子放射線影響科学委員会が２３日、オーストリア、ウィーンの本部で開いた定例会合で決めたものです。ＵＮＳＣＥＡＲは今後、放射線に関した測定データなどを日本政府から提供を受けて１年かけて分析し、来年の５月までに暫定結果を国連総会に報告することにしています。ＵＮＳＣＥＡＲは２１か国の科学者らで構成され、広島・長崎の被爆者が受けた影響やチェルノブイリ原発事故の影響などを調査しています。ＵＮＳＣＥＡＲのワイス委員長は記者会見で、福島第一原発事故による住民への影響について、これまでに明らかにされたデータを根拠として「これまでのところ、健康に影響があるとは思えない」と述べる一方で、継続的に調査していく必要性も強調しました。

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